ファシリテーションスキルの種類

 私自身、エンジニアとしての役割だけでなく、関係者とのヒアリングなどを通じて効果的な施策を考え出したり、条件を交渉したりする役割がこれから求められると感じることが多くなってきました。みんなで高い成果を生み出すにはどうしたらいいか・・・そこから、関係者をうまく惹き込みチームとして最大限の成果を生み出すため、ファシリテーションスキルを上げたいと考えるようになりました。  そもそも、ファシリテーションスキルと一口に言っても、具体的にどのようなスキルが求められるのでしょうか。日本ファシリテーション協会によると、ファシリテーションに求められる能力として、下の4つを挙げています。Webで見つかるファシリテーションセミナーのアジェンダを見ても、これら4つのスキルを柱に話を進めるところも多いようです。

https://www.faj.or.jp/facilitation/

 さらに具体的なイメージを思い描くため、それぞれのスキルに対して、関連する単語を割り当ててみました。主観的な割り振りですが、イメージが付きやすくなったかと感じます。ファシリテーションスキルについて、現状の振り返りと今後の習得の方向性を考えるのに役立つかもしれません。

  • 場のデザインのスキル
    • 目的、論点の整理、参加者の関係性、前提知識、討議時間、進行、雰囲気作り、そもそも論/具体論、チームビルディング
  • 対人関係のスキル
    • コミュニケーション、傾聴、質問、共感、応答、観察、勇気づけ
  • 構造化のスキル
    • 思考、論理、構造化、図解、情報整理、質問力、MECE、ロジックツリー、マトリクス、匠メソッド
  • 合意形成のスキル
    • 結論、アクションプラン、コンフリクトマネジメント、納得感